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小旅行2日目(前回富士ビューの続き)始まりの地「神戸」を巡る

2日目は起床後すぐに展望露天風呂に直行。この日も快晴、釜風呂に入りながら見事な富士の雄姿を眺めることが出来た。

 

朝食を済ませて11時にチェックアウト。送迎バスでJR 御殿場駅に行き、沼津を経由して三島、三島から新幹線で新神戸に向かった。帰りの車窓からも遠く富士を眺めることが出来た。新神戸についたのは辺りも暗くなった午後6時半。タクシーで当日の宿、ホテルオークラ神戸に直行した。

政府認可ガイド付き神戸半日プライベート ツアー

 

夕食はホテル内で済ますことにし、中国料理「桃花林」に行ったが満席だという。諦めて帰ろうとしたら、窓際のお席でなければご案内出来きますと言われ、了解した。三島で食べた遅い昼食でお腹も空いていなかったので、コースでなくアラカルトで、エビチリ、四川風麻婆豆腐、スープなどを注文し、妻とシェアした。値段も手頃で、味も十分に満足できるものであった。

 

 

翌朝11時にチェックアウトし、まずは新入社員時代に1年半住んだアパートを訪ねた。アパートは阪急電鉄の岡本駅から徒歩2分くらいの所にあった(はずだ)が、10分ほど探し回っても見当たらない。すぐ近くには上司の3階建の建物があり、よく家に呼ばれて麻雀などをしたものだが、その建物も見つからない。何分、半世紀以上も前のことであり、しかも大震災に見舞われているので、アパートも上司宅も取り壊されているに違いなかった。街並みが一変し、当時の景観が全く無くなっており、探しようがなかった。心残りのまま岡本を後にした。

 

三宮に戻り、今度はダイエー三宮店を探した。三宮店は福岡ショッパーズが開店されるまではダイエーの中核店舗であり、新入社員研修もここで行われた。「良い品をどんどん安く」「for the customers」 をキャッチフレーズに一時は隆盛を極めたダイエーであったが、膨大な借金が仇となり、バブルがはじけると同時にダイエーもはじけた。昔の記憶を辿りつつ何とか当時あったと思われる地点にたどり着いたがそれらしい建物が見当たらない。仕方なく、道行く年配の方々(昔のことなので)に声をかけたがはっきりしなかった。携帯のナビで熱心に探してくれた初老のご夫婦からは「ご主人、奥さんの前で失礼だが、昔の彼女でも探しにきたんとちゃいますやろな。」などと軽口をたたかれた。

 

結局、「思い出を辿る」という所期の目標は達せられず、「つわ者どもの夢のあと」的な寂寞感を残して小旅行を終えた。

 

 

 

弁護士 T ・ T

 



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